生産者による土佐文旦・新高梨を栽培そして販売しています

土佐文旦について


文旦の来歴と土佐文旦の来歴
 
 
       

文旦の来歴

原生地東南アジアなどであり、
日本に江戸時代初期に渡来した。

日本伝来の地は鹿児島県の阿久根市とされ、
生産量も多いことなどから1971年に市の木に制定されている

ブンタンの樹は3メートルほどまでに育ち、

その果実は品種により直径15から25センチメートル、
重さ500グラムから2キログラムまで様々な大きさに育つ。

独特の甘みと風味を持つ。

ブンタンは自然交雑により色々な品種を生み出しており、

グレープフルーツなどはブンタンの血を引いている。
ブンタンそのものも品種が多く、
西日本(特に高知・熊本・鹿児島)では色々なブンタンが栽培されている。

日本における2010年の収穫量は9,719トンであり、
そのうち約90%が高知県において生産されている

土佐文旦の来歴 

土佐文旦は、
昭和4年に高知県農事試験場芸部長であった
渡辺恒男氏が鹿児島県より導入したのがはじまりです。

土佐市を中心に栽培するようになり、
現在では高知県下一円に広がっています。








収穫後貯蔵


 

収穫は12月末から
1月中旬にかけて行います。

収穫したては、
酸味が強いので貯蔵して追熟させ、
甘味と酸味のバランスを良くし、
モチモチ食感となり
甘味と酸味の
まろやかな味を楽しんでもらえます。

貯蔵環境条件は5℃前後,
関係湿度90〜95%を必要とする。
なかでも湿度条件にはきわめて敏感であり,

過乾に陥ったばあいには
果梗部の褐変枯死,脱落,虎斑症の
発現を促すばかりでなく,
はなはだしく鮮度を低下させる。







貯蔵して追熟させる事により、甘味と酸味が絶妙なバランスで仕上がり、食感も良く モチモチしています。
出荷するのが2月から3月にかけてと真冬です。この時期甘さだけを求めるなら、色々な果物がありますが、甘味と酸味を持っている果物は実は少なく
その中でも土佐文旦は味や食感は好評をいただいています。 美味しさとは甘さだけではないという事が分かっていただける果物です!!

人工受粉     
 
         
 土佐文旦の花は5月の上旬に咲きます。

丁度、ゴールデンウイークの時期が土佐文旦の
満開の時期となっています。

この時期に土佐文旦に人口受粉作業をします。

1度に花が咲くわけではないので
土佐文旦の畑全体を何周も周り人口受粉作業をします。

森澤果樹園では3周回るようにしています。

主要品種は自家不和合性で,

単植すると結実不良,奇形果の発現,果実の肥大不良などをおこす。
文旦も新高梨と同じで自分で受粉しづらく、

人の手によって小夏や八朔の花粉を人口受粉しています。

この作業により安定収穫出来るようになるので必須作業とされているが,
この作業の能率化などは今後に残された問題点である。